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2012年12月19日 (水)

2012都知事選:主要候補者にアンケートをとりました

こんばんは。連絡事務局を務めております、都電網研究会です。
遅くなりましたが、「2012年都知事選アンケート」について、一応の結果が
出ましたので、お知らせしたいと思います。 アンケート対象は、ウェブ上で連絡先の分かる主要3候補(猪瀬氏/宇都宮 氏/松沢氏)で、それぞれに送付したところ、猪瀬氏は無反応、宇都宮氏は
期日(告示日)を過ぎて回答、松沢氏はアンケートには直接答えず短い文章
をもって回答とされました。もっとも、突如として始まった今回の都知事
選、候補者のどの陣営も物理的に準備や時間の不足があっただろうことは
想像に難くありません。 こうしたなか、アンケート結果のウェブ(不特定多数)での公表は、公示日
を過ぎているため選挙期間中は適いません。従いまして、今回は遺憾では
ありますが、結果は選挙終了後の公表といたしますこと、ご承知おきいただ
ければと思います。 以下は、松沢氏と宇都宮氏の回答結果になります。皆さんにはぜひご覧いた
だき、今後の交通まちづくりの取り組みの際に、このデータを何らか、
役立てていただければ幸甚に存じます。

皆さま、準備に回答に、ご協力のほど誠にありがとうございました。

──────────────────────────────── 池袋の路面電車とまちづくりの会 NPO法人大森の未来と路面電車を考える会 台東まちづくりハートタウンクラブ 都電網研究会 共同2012年都知事選(都市交通政策)アンケート ──────────────────────────────── [ 質問1 ] ・あなたは都電を利用したことがありますか、それはいつごろのこと  でしょうか。 <宇都宮健児氏の回答>
>>私が大学生の1967年頃からどんどん廃止になり、最近は早稲田方面で  乗ったことがありますが、滅多に乗りません。 ──────────────────────────────── ・また、現在の都電について評価すべき点や問題がある点などがあれば  お教えください。 <宇都宮健児氏の回答> >>荒川ー早稲田線一本になってしまい、都民の足の期待に応えて  いない。 ──────────────────────────────── [ 質問2 ] ・東京における交通政策の中で、現在の都電を積極的に発展させて  路線延長や車両改良を進めLRT(次世代型路面電車システム)に  していくような、政策や提案をお持ちでしょうか。 a ある  b 直接は考えていないが、関係する提案はある c ない d その他(具体的に: ) <宇都宮健児氏の回答>
>>a ある

 「人にやさしい都政」を自転車、バス、路面電車など「近距離交通の充実」を
主張しており、安全でやさしい路面電車、LRTを推進しま  す。広島市、富山
市、ヨーロッパなどの例を参考にします。

────────────────────────────────
→上の質問でaやbを選んだ方へ  具体的に導入をすすめていくための、
政策提案などがありましたら  お教え下さい。


<宇都宮健児氏の回答>

国に路面電車、LRTの支援を要請します。新規導入には市民の賛同
(クルマ抑制)が欠かせません。豊島・中央区の動きを支援し、住民に積極的に
提案します。

────────────────────────────────
・加えて、都内では豊島区、中央区がLRT(次世代型路面電車シス テム)建設
の構想を具体的に進めています。これらの事業を都として支援していく考えは
ありますか?

a ある
b ない
c その他(具体的に: )


<宇都宮健児氏の回答>

>>a ある
──────────────────────────────── [ 質問3 ] ・まちづくりの一環として、都市における路面公共交通の役割を積極的  に見直すために、中心部での自動車の流入や使用を制限する政策に  ついて、どのように考えますか。 a 積極的に賛成(自動車の流入規制をしたり、流入自動車に対して   課金をするなど) b 賛成 c 慎重に検討すべき d (街の中心部での)自動車の使用制限には反対 e その他(具体的に: ) <宇都宮健児氏の回答>
>>b 賛成

クルマの流入規制には多くの障害があり、社会実験や都民世論の醸成が
欠かせません。クルマ利用との区域分け・両立をはかるまちづくり を推進
します。

────────────────────────────────

[ 質問4 ]

・公共交通の整備運営に対しては、現状では独立採算に基づく運営が原則と
なっています。しかし、今後高齢社会における福祉政策やCO2 削減などの
環境対策においては、公共交通への積極的な投資が必要だ と思われます。
運営の補助を積極的に行うなど、独立採算の原則を見直す考えはありますか。

a 見直す(具体的に: )
b 見直さない
c わからない
d その他(具体的に: )


<宇都宮健児氏の回答>

>>a 見直す
 交通の独立採算制は、タテマエではありますが難しいもので、現在も
 都営地下鉄では建設費など多くを、また都営バスにも若干の補助をし
 ているのが実状です。営業収支への助成は賛成を得にくいですが、建
 設費など初期投資については都民が賛同してくれることをめざします。

 
────────────────────────────────
[ 質問5 ]

・商店街などに面した道路において、一般の自動車を制限して歩行者と
 路面電車のみ通行できるようにする「トラム・トランジットモール」
 をつくる例が欧米の各都市に多く見られます。一方で日本において
 は、こういった道路をつくるための積極的な制度がありません。トラ
 ム・トランジットモールを今後導入していくことを考えていますか。

a 積極的に導入したい
b 慎重に導入したい 
c 反対(自動車利用者も尊重すべき)
d その他(具体的に: )


<宇都宮健児氏の回答>

>>a 積極的に導入したい

────────────────────────────────
[ 質問6 ]
・マニフェストなどにおいて、環境政策等で交通に関わる提案を出されて
 いますか。

a ある
b 直接は考えていないが、関係する提案はある
  →具体的にお答えください 
c ない


<宇都宮健児氏の回答>

>>a ある 質問2で書いた通りです。
   ──────────────────────────────── ・そして、提案の基本的な考え方は、以下のa~dの選択肢のうちで  どの考え方に近いでしょうか。ひとつ選んでください。 a 公共交通は赤字をかかえ拡大するには問題があるため、道路建設が  最優先課題 b 公共交通を拡大するには問題があるが、利便性の向上は必要 c 車利用から公共交通へのシフトのため、モデルとなる対策を  はじめる d 車利用から公共交通への大幅なシフトのためにインフラ整備に投資  し長期的計画的に取り組む <宇都宮健児氏の回答> >>d 車利用から公共交通への大幅なシフトのためにインフラ整備に投資    し長期的計画的に取り組む     ──────────────────────────────── ・また、交通・運輸部門でのCO2削減や大気汚染への対策について、  具体的な対策をお考えでしょうか。以下に挙げる選択肢のうち当て  はまるものをいくつでも選んでください。 ・大規模事業所の自動車通勤削減、営業用自動車の削減政策 ・都心部への自動車の乗り入れ規制 ・パークアンドライドと、都心の駐車場抑制政策 ・都市計画で新規開発地域で脱クルマを誘導する政策 ・都電、バスの低運賃・割引制度 ・路面電車の計画的整備 <宇都宮健児氏の回答> >>・大規模事業所の自動車通勤削減、営業用自動車の削減政策 >>・都心部への自動車の乗り入れ規制 >>・パークアンドライドと、都心の駐車場抑制政策 >>・都市計画で新規開発地域で脱クルマを誘導する政策 >>・都電、バスの低運賃・割引制度 >>・路面電車の計画的整備

────────────────────────────────
→その他具体的な対策の提案があればお答えください。 ──────────────────────────────── 
[ その他 ]
・東京における地域交通政策について、ご意見やご提案をお持ちでしたら
ご自由にお答えください。

<松沢成文氏の回答>

>>次世代型路面電車(LRT)の重要性については十分認識をしており
 ます。そのうえで、都電を含め、東京都内の公共交通全般のあり方に  つきましては、都知事就任後に検討会を設置し、都民の皆様とともに  議論してまいります。 ──────────────────────────────── 質問は以上です。ご協力ありがとうございました。 ──────────────────────────────── (この稿以上です)

		

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